地元出身のリチャード・スターン（南ア）が、大会連覇と3試合連続優勝に挑戦する。

　現地時間8日に開幕する欧州、南ア両ツアー共催のジョバーグ・オープン（南ア、ロイヤルヨハネスブルグ・アンド・ケンジントンGC）にディフェンディング・チャンピオンとして臨むスターンは、最高の形で昨年を終えている。

　今大会と同じく欧州、南ア両ツアー共催のアルフレッド・ダンヒル選手権と南アフリカ・オープン選手権で連勝。09年シーズンが昨年末から始まっている欧州ツアーでは、セルヒオ・ガルシア（スペイン）、オリバー・ウィルソン（英）に次ぐ、賞金ランク3位で今年を迎えたからだ。

　3試合連続Vがかかる今大会は、昨季白星を飾っている相性の良いコース。欧州ツアーの3試合連続優勝は、1986年にセベ・バレステロス（スペイン）が達成して以来となるだけにその話題で持ちきりだが、本人は極力意識しないようにしている。

「みんなに聞かれるけど、それについてはあまり考えていないんだ。言うのは簡単だけど、やるのは容易くないからね」と冷静なスターン。全米オープン2勝のレティーフ・グーセン（南ア）、ダレン・クラーク（北アイルランド）、シャール・シュワーツェル（南ア）ら強敵の包囲網を突破し、大きな記録に挑む。