世界ランク9位のアーニー・エルス（南ア）と同ランク10位のリー・ウェストウッド（英）がリーダーボードをにぎわしている。

　欧州、南ア両ツアー共催の南アフリカ・オープン選手権（南ア、ウェスタン・ケープ、パールバレー・ゴルフエステーツ）は現地時間19日、第2ラウンドの競技を終了。フランス出身の23歳、ミカエル・ロレンゾ-ベラが通算12アンダーまでスコアを伸ばし単独トップに躍り出た。2打差の2位タイにエルス、ウェストウッドの他、地元のシャール・シュワーツェル（南ア）ら実力者がズラリと顔を揃えている。

　リーダーボードの変動は激しく初日36位タイと出遅れていたレティーフ・グーセン（南ア）が、通算8アンダー9位タイに急浮上した。逆に前日トップのファブリツィオ・ザノッテイ（パラグアイ）はスコアを伸ばせず、グーセンと同じ9位タイに後退。初日3位タイの好発進を切ったローリー・サバティーニ（南ア）も通算7アンダー16位タイに順位を下げた。

　2位タイの好位置に浮上したエルスは「まだ2日目だから何とも言えない。首位に2打差？　そんなことは現時点ではあまり関係ない。残り2日もあるからね。でも優勝のチャンスはもちろんある」と08年をいい形で締めくくりたいと攻めの姿勢を見せた。

　また、ウェストウッドは「09年シーズンに入ってからまだ勝っていないからね。ここで1つ勝利し、弾みをつけたい」と優勝に意欲。第3ラウンドのムービングデーより前に上位陣には大きな変動があったが、果たして真のムービングデーに、トーナメントはどう動くのか？　役者が揃っているだけに、これからの展開が楽しみだ。