ジョン・デイリー（米）がウィークポイントだったパッティングに光明を見い出して復活への道を探る。

　米ツアーへの出場権を失ったことで、欧州や豪州、アジアに活路を求めるデイリーは、積極的に試合に出ているが、残念ながら優勝争いに絡めていない。だが、現地時間11日開幕の豪州ツアー、オーストラリアン・オープン（ロイヤル・シドニーGC）の練習ラウンドで、ロッド・パンプリング（豪）、ブレット・ランフォード（豪）と一緒にプレー。ここでパッティングのヒントを見つけたというのだ。

「誰だって最終日に優勝争いがしたいはず。自分にもまだできると思っている。でも問題はパッティングだったんだ。決してショットも悪いわけじゃないけど、パットが悪いとショットまで悪くなっていた」と自らを分析。パッティングの弱点を克服したことで、再びV争いに絡むことを宣言したのだ。

　メジャー2勝だが、近頃では私生活でのトラブルばかりが目立つデイリー。そろそろ、何とかしないといけないということは本人も十分理解している。今大会がそのきっかけとなるかもしれない。

　その他、豪州のナショナルオープンとあって地元勢を中心にたくさんのトッププレーヤーが集結。全米オープン王者のジェフ・オギルビー（豪）、ロバート・アレンビー（豪）などが出場し、南半球で熱戦を繰り広げる。