初の欧州ツアー賞金王を狙うロバート・カールソン（スウェーデン）が、ポルトガル・マスターズ（現地時間16日、ポルトガル、オセアニコ・ビクトリアGC）の第1ラウンドでまずまずのスタートを切った。

　同ツアーのメルセデス-ベンツ選手権、アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権と出場2試合連続優勝を挙げ、今季メジャー2勝のパドレイ・ハリントン（アイルランド）を抜いて、賞金ランキングトップに立ったカールソン。この日は、安定したショットを武器に7つのバーディを量産したが、ボギーも4つ叩いて3アンダー69止まり。7アンダー65の猛攻で単独首位に躍り出たスチュアート・マンリー（ウェールズ）に4打差の17位タイスタートとなった。

　好発進を見せたマンリーは、現在同ランキング174位と下位に低迷中。それでも第1ラウンドでは、上がり2ホール連続バーディで単独首位に立ち「すごく楽しかった。フェアウェイキープがうまくいったし、バーディもたくさん取れたからね」と笑顔を見せた。

　その他の上位は、トップと1打差2位タイからジョティ・ランダワ（インド）、アルバロ・クイロス（スペイン）、マーク・フォスター（英）が追っており、5アンダー67の5位タイにグラエム・マクドウェル（北アイルランド）、ロス・フィッシャー（英）ら7人。まだ逆転賞金王の可能性が残っているリー・ウェストウッド（英）は、イーブンパー72の47位タイとやや出遅れた。