ゴンザロ・フェルナンデス・カスタノ（スペイン）が、ライダーカップ戦士のリー・ウェストウッド（英）を激戦で下した。

　欧州ツアーのクイン・インシュランス・ブリティッシュ・マスターズは現地時間28日、英国の名門コース、ザ・ベルフライGCを舞台に、サスペンデッドとなった第3ラウンドの残りと最終ラウンドを行った。最終ラウンドを首位タイでスタートしたウェストウッドが、2アンダー70、3打差3位タイでスタートしたフェルナンデス・カスタノが5アンダー67でプレーして、共に通算12アンダー。勝負はプレーオフに持ち越された。

　18番パー4の繰り返しで行われたプレーオフは、最初の2ホールが2人揃ってパーと一歩も譲らず、迎えた3ホール目。グリーンをわずかにこぼれたところから、パターで打ったフェルナンデス・カスタノのバーディトライは、惜しくもカップを外れたがパーセーブ。対するウェストウッドのグリーン左ラフからの第3打のアプローチは4.5メートルと寄らない。ウェストウッドはこれを決められずボギー。最後はあっさりと決着がついた。

　ツアー4勝目のフェルナンデス・カスタノは、そのうちプレーオフ勝ちがこれで3度目。「これまでの優勝で一番いいだろう。素晴らしい一日だった。リー（ウェストウッド）とマイケル・キャンベルとプレーできたしね。今年は最終戦ボルボ・マスターズに出られるんじゃないかな。それが目標の一つだったからね」と笑顔で戦いを振り返った。