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ビッグ3不発! C.ビジェガス、奪首
2007年9月1日(土)午前0:00
世紀の対決は痛み分けに終わった。
米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権がマサチューセッツ州ノートンのTPCボストンを舞台に、現地時間の8月31日開幕。絶好のゴルフ日和に、同ツアー史上初めてタイガー・ウッズ(米)、フィル・ミケルソン(米)、ビジェイ・シン(フィジー)のビッグ3が同組で対決するとあって注目を集めた。だが、ふたを開けてみれば3人のトータルは3オーバー。全くの期待外れのまま、第1ラウンドが終了した。
まず同シリーズ初戦のザ・バークレイズを欠場し休養に充て、今大会に照準を合わせてきたタイガーだが、スタート直後の2番で2打目を池に入れてボギー。4番パー4ではバンカーからの脱出に3打を費やし、ダブルボギーにするなど大乱調だった。「こういう経験は初めてではない。挽回するにはあと68ホールもある、と自分自身に言い聞かせた」と話すが、その後6番、7番で連続バーディを奪うのが精一杯。8番以降は3メートル以内のバーディチャンスが4回あったにもかかわらず、一度も決めることができず、スコアカード通りのゴルフに終始した。結局1オーバー72は73位タイの大誤算。
一方、ミケルソンはタイガーが苦労した4番パー4で第2打をカップインさせイーグルを奪取したが、見せ場はそれだけ。9番パー4ではトリプルボギーの『7』を叩くなど、ちぐはぐなプレーで1アンダー70止まり。順位も43位タイとパッとしなかった。
しかし2人にも増して不調だったのが前週予選落ちを喫しているビジェイ・シン(フィジー)。1番でいきなり4.5メートルから4パットのダブルボギーとすると、最後まで流れをつかめず、3オーバー74の99位タイで第1ラウンドを終えた。3人の同ツアー通算勝星は実に121勝。メジャー19勝を挙げている百戦錬磨の3人が、果たして明日以降、どのような巻き返しを見せるか注目したい。
上位はこの日8バーディ、ノーボギーの自己ベスト8アンダー63をマークしたカミロ・ビジェガス(コロンビア)が単独首位。2打差の2位タイにマイク・ウィアー(カナダ)、ライアン・ムーア(米)が続き、前週の優勝でフェデックスカップポイントランクのトップに躍り出たスティーブ・ストリッカー(米)が4アンダー67で9位タイの好位置につけた。
また日本人で唯一出場の今田竜二は3バーディ、1ボギーの2アンダー69で回り、30位タイとまずまずの滑り出し。現在ランク58位につける今田にとって、次週のBMW選手権出場(今大会終了時点でランク上位70名のみが出場権を得る)のためには予選通過しておきたい。第2ラウンドはさらなる上位を目指し、エンジン全開で臨みたいところだ。
米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権がマサチューセッツ州ノートンのTPCボストンを舞台に、現地時間の8月31日開幕。絶好のゴルフ日和に、同ツアー史上初めてタイガー・ウッズ(米)、フィル・ミケルソン(米)、ビジェイ・シン(フィジー)のビッグ3が同組で対決するとあって注目を集めた。だが、ふたを開けてみれば3人のトータルは3オーバー。全くの期待外れのまま、第1ラウンドが終了した。
まず同シリーズ初戦のザ・バークレイズを欠場し休養に充て、今大会に照準を合わせてきたタイガーだが、スタート直後の2番で2打目を池に入れてボギー。4番パー4ではバンカーからの脱出に3打を費やし、ダブルボギーにするなど大乱調だった。「こういう経験は初めてではない。挽回するにはあと68ホールもある、と自分自身に言い聞かせた」と話すが、その後6番、7番で連続バーディを奪うのが精一杯。8番以降は3メートル以内のバーディチャンスが4回あったにもかかわらず、一度も決めることができず、スコアカード通りのゴルフに終始した。結局1オーバー72は73位タイの大誤算。
一方、ミケルソンはタイガーが苦労した4番パー4で第2打をカップインさせイーグルを奪取したが、見せ場はそれだけ。9番パー4ではトリプルボギーの『7』を叩くなど、ちぐはぐなプレーで1アンダー70止まり。順位も43位タイとパッとしなかった。
しかし2人にも増して不調だったのが前週予選落ちを喫しているビジェイ・シン(フィジー)。1番でいきなり4.5メートルから4パットのダブルボギーとすると、最後まで流れをつかめず、3オーバー74の99位タイで第1ラウンドを終えた。3人の同ツアー通算勝星は実に121勝。メジャー19勝を挙げている百戦錬磨の3人が、果たして明日以降、どのような巻き返しを見せるか注目したい。
上位はこの日8バーディ、ノーボギーの自己ベスト8アンダー63をマークしたカミロ・ビジェガス(コロンビア)が単独首位。2打差の2位タイにマイク・ウィアー(カナダ)、ライアン・ムーア(米)が続き、前週の優勝でフェデックスカップポイントランクのトップに躍り出たスティーブ・ストリッカー(米)が4アンダー67で9位タイの好位置につけた。
また日本人で唯一出場の今田竜二は3バーディ、1ボギーの2アンダー69で回り、30位タイとまずまずの滑り出し。現在ランク58位につける今田にとって、次週のBMW選手権出場(今大会終了時点でランク上位70名のみが出場権を得る)のためには予選通過しておきたい。第2ラウンドはさらなる上位を目指し、エンジン全開で臨みたいところだ。