初日大きく出遅れた倉本昌弘が2日目バーディ攻勢に転じた。

　米チャンピオンズツアーのウォルマート・ファーストティー・オープンは現地時間30日、カリフォルニア州のペブルビーチGL（以下PB）とデルモンテGC（以下DM）の2コースを舞台に、霧のため順延となった第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行った。初日73位タイに低迷した倉本（DM）が7バーディ、1ボギーの6アンダー66の好スコアをマーク。通算1アンダーとし、36位タイに急浮上した。注目すべきはパット数。18ホールを22パットに収め、30人以上をごぼう抜きにした。

　一方、尾崎直道（DM）は前半と後半で別人のゴルフ。ハーフを5バーディ、ノーボギーの5アンダーで折り返し、リーダーボードを駆け上がったが、後半に入るとボギーがかさみ一気に失速。16番でボギーを叩いた時点で前半の貯金をすべて吐き出し、スコアは振り出し（イーブンパー）に。17番で何とかバーディを奪い返し、1アンダー71でホールアウトしたものの、通算1アンダーで倉本と同じ36位タイにとどまった。

　上位は通算9アンダーの首位タイにローレン・ロバーツ（米／PB）、ジェフ・スルーマン（米／PB）、フィル・ブラックマー（米／PB）、ジョン・ハリス（米／DM）の4人が並び、1打差の単独5位にクレイグ・スタドラー（米／PB）が続いている。