レギュラーツアー7勝のスコット・シンプソン（米）が36ホール、ノーボギーの快調なラウンドで単独首位の座をキープした。

　米チャンピオンズツアーのボーイング・クラシック（ワシントン州スノコルミー、TPCスノコルミー・リッジ）は現地時間の23日、第2ラウンドの競技を行った。マーク・ウィービー（米）とともにトップタイからスタートしたシンプソンが、前日に続きノーボギーの6アンダー66で回り、通算11アンダーでトーナメントをリード。06年のウォルマート・ファーストティー・オープン以来の同ツアー2勝目に王手をかけた。

　2打差の2位にデビッド・エドワーズ（米）が続き、ウィービーは通算8アンダーでトム・カイト（米）と並び3位タイ。ブルース・フライシャー（米）が通算7アンダー単独5位につけている。

　日本勢は初日48位タイと出遅れた尾崎直道が3バーディ、ノーボギーの3アンダー69でラウンドし、通算1アンダー33位タイに順位を上げた。だが、倉本昌弘はこの日もスコアを1つ落とし、通算5オーバー60位タイに低迷している。

　今大会には賞金王の座を激しく競り合っているベルンハルト・ランガー（独）とジェイ・ハース（米）が出場しておらず、後に続く選手たちにとっては追い上げる絶好のチャンス。尾崎、倉本も最終ラウンドはうっ憤を晴らすゴルフで1つでも上の順位を狙いたい。