27歳のロス・フィッシャー（英）が初日からのリードを守り、48歳9か月のツアー最年長Vを狙うデビッド・フロスト（南ア）が追いかけている。

　欧州ツアーのヨーロピアン・オープン（英、ロンドンGC）は現地時間の5日、第3ラウンドを終了。2位に1打差の単独トップからスタートしたフィッシャーが、序盤でスコアを落としながらも中盤以降盛り返し、通算16アンダーで単独首位を守った。

　3打差の2位にグラエム・マクドウェル（北アイルランド）が続き、通算10アンダー単独3位にフロストがつけている。さらに通算8アンダー4位タイにソレン・ハンセン（デンマーク）、ポール・マクギンリー（アイルランド）、マイケル・ジョンゾン（スウェーデン）の3人。前日64と爆発し単独3位に躍り出た世界ランク8位のセルヒオ・ガルシア（スペイン）は、13番パー4でダブルボギーを叩くなど2つスコアを落とし、通算7アンダーでジーブ・ミルカ・シン（インド）と並び7位タイに後退した。

　また、ディフェンディング・チャンピオンのコリン・モンゴメリー（スコットランド）は通算6アンダー10位タイ。予選ラウンドで出遅れていたパドレイ・ハリントン（アイルランド）は通算5アンダー14位タイに順位を上げている。

　混戦を抜け出した形のフィッシャーは最終日、昨年のKLMオープン以来のツアー通算2勝目を狙うが、フロストがもし逆転すれば、99年以来およそ9年ぶりの優勝となる。