ルーキーの宮里美香が念願のツアー初優勝を狙って出陣だ。

　米女子ツアーのCVS/ファーマシーLPGAチャレンジ（カリフォルニア州ダンビル、ブラックホークCC）は現地時間24日に開幕する。前週まで4週連続で出場し、そのすべてでトップ10入りを果たした宮里藍は欠場。上田桃子、大山志保も帰国しており、今大会に出場する日本勢は宮里（美）ただひとりと寂しい。そんな中、M.J.ハー（韓）に続く2番目のルーキー優勝を目指し健闘を誓っている。

　ディフェンディング・チャンピオンは、この大会での勝利をきっかけにブレイクしたキム・インキョン（韓）。それ以前トップ10フィニッシュを何度も重ねながら、なかなか優勝に手が届かなかった。だが、昨季大会は2位のアンジェラ・スタンフォード（米）に3打差をつけ見事初優勝を飾っており、得意の試合で連覇を狙う。

　キムを始めフィールドには現在同ツアーの賞金ランクトップ10のうち7名が出場。その中には初の賞金女王の座を狙う申智愛（韓）やツアー7勝目を目指すスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が含まれている。

　ちなみに目下賞金ランク首位の申は成績をポイントに換算して順位を決めるプレーヤー・オブ・ザ・イヤー（最優秀選手賞）のランキングでも現在トップに立っている。このまま行くと1979年のナンシー・ロペス（米）以来となる同賞とルーキー・オブ・ザ・イヤー（新人賞）のダブルクラウン（二冠）に輝くことになる。11月の最終戦LPGAツアー選手権まで残り6試合。今後の展開を占う上でも、今大会での成績が重要な意味を持つことになりそうだ。