休養明けのトーナメントで尾崎直道と倉本昌弘が好スタートを切った。

　米チャンピオンズツアーのバンク・オブ・アメリカ選手権（マサチューセッツ州コンコルド、ナッシャウタックCC）が現地時間の20日開幕。第1ラウンドのこの日、5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークした尾崎は、4バーディ、ノーボギーの4アンダー68で回った倉本と揃い5位タイの好発進。2人はともにアイアンが冴え、肝心のパットも好調。悲願のアメリカ初Vを狙える位置を確保した。

　首位は9バーディ、ノーボギーの9アンダー63のトーナメントレコードタイを記録したトム・カイト（米）。出だし3連続バーディで波に乗ると、1度もつまずくことなく、終始リーダーボードの最上段を突っ走った。2打差の2位タイにマーク・マクナルティ（アイルランド）とデビッド・イーガー（米）が続き、5アンダー67、単独4位にジョン・モース（米）がつけている。

　ディフェンディング・チャンピオンで、3試合連続Vがかかる本命のジェイ・ハース（米）は、尾崎、倉本らと同じ4アンダー68で5位タイからのスタート。5位タイには他にもローレン・ロバーツ（米）、ヘイル・アーウィン（米）ら実力者が顔を揃えている。

　もう1人の日本勢、青木功は3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで3オーバー75を叩き、69位タイからのスタート。またレギュラーツアー（PGAツアー）通算3勝のゲイリー・ホールバーグ（米）が今大会でシニアデビューを果たし、初日は2アンダー70、25位タイと無難な滑り出しを見せている。