初日から首位を走るグレゴリー・ボーディ（仏）がリードを広げた。

　欧州ツアーのエストリル・オープン・デ・ポルトガル（ポルトガル、エストリル、オイタボス・デューンズ）は現地時間の5日、第3ラウンドを行い、ツアー2勝目を狙うボーディが3アンダー68をマーク。通算17アンダーとし優勝に王手をかけた。

　4打差の単独2位にアラステアー・フォーシス（スコットランド）、5打差の3位タイにこの日コースレコードタイの「63」を叩き出したマイルズ・タニクリフ（英）とシャール・シュワーツェル（南ア）の2人が続いている。また昨年プロ転向した新鋭、ローリー・マッキルロイ（北アイルランド）が5アンダー66の好スコアで通算11アンダーまでスコアを伸ばし、5位タイに浮上した。

　前日まで2日間ノーボギーの安定したゴルフを続けていたボーディだが、この日は遂に4番ホールで大会初のボギーを叩く。「今週初めてのボギーだったから少し動揺したけれど、かえってそれで開き直ることができた。7番でイーグルを獲り返すことができたしね。全体としてはいいラウンドだったよ」とムービングデーの自らのゴルフを振り返ったボーディ。最終日は「予選ラウンドと同じ気持ちでプレーしたい」と平常心で勝利を目指す。