21歳のピーター・ユーライン（米）が、アマチュア最高峰といわれる大会を制した。

　現地時間29日、ワシントン州チャンバーズベイで行われた第110回全米アマチュアゴルフ選手権決勝。ユーラインがデビッド・チャン（米）を4アンド2で撃破し優勝をした。R＆A（ロイヤル＆エイシェント・クラブ）の世界アマチュアランキングNo.1の座を何年間も守り続けていたユーラインだが、ビッグタイトルとは無縁だっただけに嬉しい優勝となった。

　オクラホマ州立大3年の大会覇者はちょうどこの日が21歳の誕生日。「まちがいなく人生最高の誕生日。こんなことはなかった。今晩、家に帰って友達と最高のときを過ごすよ」と、破顔一笑した。

　ゴルフ用品メーカーのアクシネット社のCEOであるウォリー氏を父に持ち、ジュニア時代からトップアマとして活躍してきたユーライン。大会前にはウェスタンアマで優勝したばかりのスタンフォード大のチャンが有利との情報が飛び交っていたが、周囲の予想を覆して同じ大学生のライバルを下しての勝利にうれしさを隠し切れなかった。（STATS-AP）