欧州、アジアン両ツアー共催のUBS香港オープン（香港GC）が現地時間12日に開幕した。今大会には世界ランキング4位のリー・ウェストウッド（英）、同13位のイアン・ポルター（英）、昨年の今大会で2位タイに入ったローリー・マッキルロイ（北アイルランド）、全米プロチャンピオンのY・E・ヤン（韓）らが登場。シーズン終盤に迫り、賞金王の行方をうらなう上でも大切な一戦となっている。

　現在賞金ランキングトップを走るウェストウッドと同2位につけるマッキルロイの差はわずか5万ユーロ（約670万円）ほど。今大会での逆転は十分可能なだけに、両者の戦いぶりに注目が集まっている。

「次週にも大きい大会があるけれど、賞金王を目指す上でこの試合はとても大切。テレビ中継を見ていたから、このコースがとてもタフだということは知っているよ」と2000年以来のビッグタイトルを狙うウェストウッド。対するマッキルロイは「ボクは香港に来るのを楽しみにしていた。アマチュア時代を含めて出場するのは3回目。大好きなトーナメントで勝って、リー（ウェストウッド）を捉えたね」と意気込んでいる。

　他には、オリバー・ウィルソン（英）、サイモン・ダイソン（英）、フランシスコ・モリナリ（伊）ら同ランキング上位勢が参戦。日本からは市原弘大と清田太一郎が挑戦する。