2週間前に優勝を飾り目下絶好調のジョン・クック（米）が、目の覚めるようなスコアで首位を奪った。

　賞金ランク上位30名のみに出場が許されるチャンピオンズツアー最終戦のチャールズ・シュワッブ・カップ選手権（カリフォルニア州ソノマGC）は、現地時間の30日に第2ラウンドの競技を終了。この日ノーボギーの10アンダー62と爆発したクックが通算14アンダーまでスコアを伸ばし、単独トップに浮上した。

　3打差の2位タイに今季同ツアーでは未勝利ながら全英オープンでの活躍で注目を集めたトム・ワトソン（米）と前日首位タイのフィル・ブラックマー（米）が続き、通算9アンダーの4位タイにブラッド・ブライアント（米）、ジェフ・スルーマン（米）、ラス・コクラン（米）の3人がつける展開。

　一方、初日20位タイと出遅れた現在賞金ランクトップのベルンハルト・ランガー（独）は、前半1バーディで折り返したが、後半に入ると猛然とチャージを開始。上がり4ホール連続バーディで7アンダー65をマークし、通算7アンダー7位タイに順位を上げた。しかし同ランク2位のローレン・ロバーツ（米）は通算1アンダー25位タイと低迷。同3位のジェイ・ハース（米）も通算5アンダー15位タイと足踏み状態。残り2日、優勝争いだけでなく、賞金王の行方も大いに気になるところではある。