UCLA（カリフォルニア大学ロサンゼルス校）に通う19歳のアマチュア、パトリック・キャントレー（米）が前週に引き続き予選をクリアした。

　現地時間1日に行われた米男子ツアーのAT＆Tナショナル（ペンシルベニア州、アロニミンクGC)の第2ラウンド。29位タイからスタートしたキャントレーは1バーディしか奪えなかったものの、粘り強いゴルフでノーボギーを貫き、1アンダー69でホールアウト。通算1アンダーとして前日から8ランクアップの21位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

　前週のトラベラーズ選手権では2日目にトーナメントレコードの『60』をマークし一時トップに浮上。1991年のフィル・ミケルソン（米）以来となるアマチュア選手のツアー優勝が期待されたが、決勝ラウンドでスコアを伸ばせず24位タイに終わっている。しかしその前週の全米オープンでは21位タイに入りローアマのタイトルを獲得。アマチュア選手がツアーで年間3試合以上予選突破を果たしたのは、1980年以降でキャントレーが9人目となる。

　またこの日はオクラホマ州立大学在学中で昨年の全米アマチャンピオン、ピーター・アーライン（米）も通算2オーバー50位タイで予選を突破。アーラインはゴルフメーカー王手であるアクシネット社の御曹司としても有名だが、決勝ラウンドではキャントレーとアーラインのローアマ争いにも注目が集まりそうだ。