ダレン・クラーク（北アイルランド）が、勝利に見放された3年間にピリオドを打つべく、現地時間31日開幕のハッサン2世国王ゴルフ・トロフィー（モロッコ、パライス・ロイヤルG＆オーシャンG）に挑む。

　昨年、欧州ツアーの1戦となった同大会。42歳となったクラークは、かつて実力者として世界のゴルフ界から注目されていたが、2008年KLMオープン以来、勝利から遠ざかっている。

　昨季は、2位が2回で賞金ランキング30位には入ったが、そんなところで留まる男ではないはずだ。「自分のやっていることは間違っていないし、すべてがかみ合えばうまくいくはず」と力強く口にしている。

　予選ラウンドはプロアマ形式で行われるため「父と一緒にプレーするのは楽しみだ。去年はいい成績じゃなかったけど、一緒にプレーしてすごく楽しかった。父は腰痛を抱えているけど、とても楽しみにしているからね」と、笑顔の自然体でプレーする。

　日本勢は、矢野東と平塚哲二の2人が参戦。49位タイだった昨年に続いて出場し、将来、米男子ツアーで戦うための糧にしようと目論む矢野と、アジアではもはやツアーを引っ張る存在となっている平塚、それぞれの戦いぶりに注目だ。