ケンタッキー州の大会で、連覇を果たしたはずの高校生が、まさかの失格となる残念な出来事があった。

　先週末のステイト・ゴルフ選手権（同州ボーリング・グリーンCC）は、2日間36ホールをイーブンパーでプレーしたコールドウェル・カウンティ高校2年生のエマ・タリーが、2位に5打差をつける圧勝で連覇を飾った。

　ところがスコアカード提出後、エマの父・ダンさんが違和感を感じ「本当に大丈夫か？」と尋ねた。そこでエマは1ホールずつスコアを確認してみた。すると、ボギーだったはずの18番パー5を「パー」と記載しスコアカードを提出したことが発覚。エマは競技委員に申し出た。これによりエマは過少申告で失格。代わりに5打差の2位だったリンゼイ・ガームが繰り上げ優勝となった。

「もう一度考えてみたら何をすべきかがわかった。残念ながら自分は失格だということが」と、振り返ったエマ。翌日、学校にいる間もそのことばかり考えていたという。恐らく申告しなければ2度目の優勝となっていたが、自分が審判なのがゴルフというスポーツ。エマのスコア誤記は残念だったが、今後のゴルフ人生のためには、いい勉強になったに違いない。