嵐が近づきサスペンデッドとなった大会で、平塚哲二が目の覚めるようなゴルフを披露した。

　インドに舞台を移しアジアンツアーとの共催で行なわれている欧州ツアーの新設トーナメント、アバンサ・マスターズ（インド、ニューデリー、DLFゴルフ＆CC）は現地時間の12日、第2ラウンドの競技を行なったが天候の急変により最終組が13ホール終了時点で順延となった。

　そんな中、前週アジアンツアーの大会で優勝争いをしている平塚が14ホール終了時点で7バーディ、ノーボギーの快調なゴルフで7つスコアを伸ばし、通算6アンダーで前日の74位タイから暫定ながら17位タイにジャンプアップした。暫定トップには49歳のベテラン、バリー・レーン（英）とチャレンジツアーから昇格したばかりのジョン・パリー（英／17ホール終了）、インシン・チャン（台）の3人が通算10アンダーで並んでいるが、平塚は暫定首位グループに4打差まで詰め寄っており2週連続上位での戦いが期待される。

　また谷原秀人も5バーディ、2ボギーの3アンダー69で回り通算4アンダー暫定28位タイに浮上。しかしアジアンツアーの常連、市原弘大は79を叩き通算10オーバー暫定122位に沈んでいる。さらに大会直前に第一子が誕生し「優勝を狙う」と宣言していた地元の第一人者ジーブ・ミルカ・シン（インド）は1オーバー73とふるわず、通算1オーバー暫定79位タイで予選通過は難しい状況に陥った。