不倫騒動により戦線離脱を余儀なくされていたタイガー・ウッズ（米）だったが、ゲーム会社のエレクトロニック・アーツ（EA）が現地時間21日、タイガーを題材としたゴルフビデオゲームの新バージョンのプロモーションをニューヨークで行った。

　今回発表された“タイガー・ウッズ・PGAツアー11”と“タイガー・ウッズ・PGAツアー11　Wii”は、本物のプロゴルファーのようにプレーさせてくれるゲーム。このゲームの製作に携わったトラビス・セイラー氏は、「タイガー・ウッズ・フランチャイズ（シリーズ）は、最高の売り上げを誇るゴルフゲームであり続けるだろう。毎年、我々は驚くべきゴルフシュミレーションゲームを作っている」と語り、「今年も新しい傑作ができた。初めてライダーカップのゲームを作ったんだ。今年はライダーカップイヤーだし、同大会はゴルフの大きなイベント。それをゲームにできたことでとてもエキサイトしている」と今作からの新要素についても発表した。

　同社は、不倫騒動後にウッズとの関係を続けることを選択した数少ない企業。セイラー氏は「彼は我々の看板アスリート。ここ10年は彼といい関係を築いてきており、同時に彼との関係はゴルフに根付いている。彼は世界No.1のゴルファーだから、彼とシュミレーションゴルフゲームを作る決断をするのは難しいことではなかった」と、ゲームの製作にあたり、不倫騒動は全く関係がなかったことをアピールした。

　今作は6月8日に北米で発売され、7月2日には世界中で発売される予定。また、同社はすでにタイガー・ウッズ・フランチャイズの来年バージョンも製作が始まっていることも明らかにした。