今季も残すところあと5試合（フルフィールドの試合は残り4試合）。自力でのシード入りを目指す尾崎直道にとって正念場がやって来た。

　米チャンピオンズツアーは現地時間25日にSAS選手権（ノースカロライナ州カリー、プレストンウッドCC）が開幕する。日本からは前週、2日目に優勝戦線に浮上しながら最終日失速し、平凡な成績に終わった尾崎ただひとりが参戦。雪辱を期して悲願のツアー初優勝に臨む。

　今季の尾崎は出場16試合でトップ10入りがリージョンズ・チャリティ・クラシック（3位）の1試合だけ。賞金ランクも39位と来季のシード入り（トップ30）に手が届いていないのが現状だ。毎年のようにビッグネームがシニア入りし、日本勢の活躍の場が狭まっている昨今。最後の砦である、尾崎の活躍に期待したい。

　そんな彼に対抗するのはディフェンディング・チャンピオンのエドアルド・ロメロ（アルゼンチン）の他、現在賞金ランク2位のローレン・ロバーツ（米）、同ランク3位のフレッド・ファンク（米）ら。2年連続賞金王を狙うベルンハルト・ランガー（独）が出場していないだけに、他の上位選手たちは大いに気合いが入っている。