尾崎直道、悲願のアメリカ初優勝は今回もあと一歩のところでお預けとなった。

　米チャンピオンズツアーで唯一、2人1組のチーム戦で競われるリバティ・ミューチュアル・レジェンズ・オブ・ゴルフ（ジョージア州、ザ・ウェスティン・サバンナ・ハーバーGR&スパ）は現地時間24日、最終ラウンドの競技を終了。イアン・ベーカー-フィンチ（豪）とのペアで首位と2打差の5位タイからスタートした尾崎組は、出だしの1番から4連続バーディを奪う幸先の良い滑り出しで、ツアー初優勝なるかに思われた。しかし各チームがスコアを伸ばした後半、3バーディとチャージならず。8アンダー64にとどまり通算26アンダーでホールアウト。先にスコアを通算27アンダーまで伸ばしていたデビッド・エガー（米）＆マーク・マクナルティ（アイルランド）組に届かず優勝の権利を失った。

　その後スコット・ホーク＆ケニー・ペリー（ともに米）組がエガー＆マクナルティ組に並び、2チームによるプレーオフにもつれ込む。18番パー4で行われたサドンデス2ホール目でホーク＆ペリー組がパーをセーブ出来ず、エガー＆マクナルティ組が栄冠に輝いた。

　尾崎＆ベーカー-フィンチ組はプレーオフ進出に1打足りず、マイケル・アレン（米）＆デビッド・フロスト（南ア）組、トム・レーマン＆コリー・ペイビン（ともに米）組、キース・ファーガス＆ウェイン・レビ（ともに米）組と並び3位タイに終わった。