メジャーの舞台で自信を取り戻したシニアプレーヤーたちが、ホームグラウンドで大暴れを目論んでいる。

　米チャンピオンズツアーは現地時間16日、アウトバック・ステーキハウス・プロアマ（フロリダ州TPCタンパベイ）を開催。マスターズでリーダーボードの上位をにぎわせた50歳のフレッド・カプルス（米）と60歳のトム・ワトソン（米）がリラックスムードで出場する。

　マスターズ初日に6アンダー66でプレーし、最終日まで優勝の可能性があったカプルスは、今季チャンピオンズツアーで4戦3勝と絶好調。ライバルたちの視線をよそに、今大会でさらに勝利を重ねる心づもりでいる。

　一方、同ツアーの開幕戦を制しているワトソンも元気いっぱいだ。マスターズ初日はカプルスに1打差の2位タイ発進を切ると、プレーオフまで進出し往年のゴルフファンを熱狂させた昨年の全英オープンの再現かと期待される中、18位タイでフィニッシュ。パトロンたちの喝采を浴びた。マスターズ終了後には全米オープンへの招待出場も決って気合がみなぎっているだけに、今大会でも優勝候補の一角を担うに違いない。

　2人の他にベルンハルト・ランガー（独）やジェイ・ハース（米）、マーク・オメーラ（米）ら実力者たちも参戦。日本からは尾崎直道が出場する。