昨年のワールドカップゴルフでイタリアに初の栄冠をもたらしたエドアルド＆フランセスコのモリナリ兄弟は、年が改まっても話題を振りまいている。

　現在開催中のアブダビ・ゴルフ選手権（欧州ツアー）第2ラウンド。弟のフランセスコが4番パー3（174ヤード）で7番アイアンを使って放ったティーショットが直接カップに吸い込まれ、ホールインワンを達成。通算8アンダーまでスコアを伸ばし、首位と4打差の13位タイに浮上した。ちなみに兄のエドアルドも通算9アンダー8位タイの好位置につけており、決勝ラウンドのプレーによっては2人ともに優勝のチャンスがある。

　実はホールインワン、アマチュアにとっては夢のまた夢だが、プロの世界では案外多発しているもので、昨年末からスタートした欧州ツアーの2010年シーズンでは南アフリカ3連戦ですでに5人がエースを達成している。つまりフランセスコは今季6人目というわけ。さすがにアルバトロス（ダブルイーグル）をマークした選手は今季まだ現れていないが、ホールインワンの多さはさすがプロ。今季は果たしていくつのエースが飛び出すのだろうか？