南アフリカの若きヒーローが後続に大差をつけ2週連続優勝を成し遂げた。

　欧州、南アサンシャイン両ツアー共催のジョバーグ・オープンは南ア、ロイヤルヨハネスブルグ・アンド・ケンジントンGCを舞台に現地時間の17日、最終ラウンドの競技を終了。25歳のシャール・シュワーツェル（南ア）が通算23アンダーまでスコアを伸ばし、後続に6打差をつけ逃げ切って連勝。欧州ツアーの賞金ランキングをリードするとともに、世界ランキングトップ50以内を確実にした。

「先週の良いプレーが今週そのまま持続できた。流れも良かったし、常にポジティブな精神状態で居られたのも良かった。賞金ランキングに関してはまだシーズンが始まったばかりだから感想はないけれど、これでマスターズへの切符がほぼ確定したと思うと嬉しい。凄く興奮している」とシュワーツェル。アーニー・エルス、レティーフ・グーセン、トレバー・イメルマンら母国の偉大な先輩に続けとばかり、シュワーツェルもメジャーチャンピオンを目指すつもりだ。

　最終日も5アンダー66の好スコアで独走態勢に入ったシュワーツェルにプレッシャーをかけられなかったものの、ベテランのダレン・クラーク（北アイルランド）も健闘。最終ホールでイーグルを奪い、通算17アンダーまでスコアを伸ばすと、この日のベストスコア『64』をマークしたキース・ホーン（南ア）とともに2位タイに食い込んでいる。