欧州ツアーからマスターズ出場を狙う選手たちにとって最後のチャンスとなるオープン・デ・アンダルシア・デ・ゴルフ（スペイン、マラガ、パラドール・デ・マラガ・ゴルフ）は現地時間25日、第1ラウンドの競技を終了。5アンダー65でプレーしたポール・ローリー（英）がソレン・ケルドセン（デンマーク）と首位で並んだ。

　11年前に全英オープンを制したローリーだが、2002年以来勝ち星がなく現在の世界ランキング235位に低迷中。41歳という年齢もあり、苦悩する中で最近コーチを変えることを決断した。パドレイ・ハリントン（アイルランド）のコーチとして知られるサム・トーランス氏の元を離れ、かつてのコーチであるアダム・ハンター氏に再び師事。これが功を奏して復調したものの、ハンター氏は現在白血病の治療中。回復へ向かっているが、辛い時期を過ごすコーチに復活優勝という朗報を届けようと、ローリーは残り3日間全力で戦うことを胸に誓っている。

　一方のケルドセンは、現在世界ランキング51位。何とか上位に進出し、マスターズ出場権を得られる同50位以内に入ろうと目論んでいる。

　その他、こちらもマスターズの切符を狙うルイス・ウーストハウゼン（南ア）が3アンダー67で10位タイ。ワールドカップを制したモリナリ兄弟のフランセスコ・モリナリ（伊）は、2アンダー68で18位タイにつけている。