尾崎直道と倉本昌弘の2人がド派手なゴルフで好発進を切った。

　米チャンピオンズツアーの今季メジャー第4戦、ジェルド-ウェン・トラディションがオレゴン州ベンドのクロスウォーターGC at サンリバー・リゾートを舞台に、現地時間の14日開幕した。混戦模様の幕開けとなった第1ラウンド、尾崎は6バーディ、2ボギーの4アンダー68で回り、9バーディ（3ボギー、1ダブルボギー）の猛攻を見せた倉本と並び、8位タイの好位置につけた。

　特に倉本はスタートの1番でボギーとしたが、2番から3連続バーディを奪って波に乗ると、途中9番でダブルボギーを叩きながら、すかさず10番、11番をバーディとして、後半だけで5バーディの猛攻。最終18番でパーをセーブ出来ずに首位グループに加わることは出来なかったが、その差はわずか『1』。来季のシード権（賞金ランク30位以内）をほぼ確保している尾崎と違い、倉本は賞金ランク77位と苦しい立場に立たされている。第2ラウンド以降も持ち前の爆発力でメジャーを舞台に大暴れし、悲願のアメリカ初優勝をものにしたい。

　上位は5アンダー67の首位グループに7人がひしめき、その中には現在賞金ランク2位で逆転賞金王を狙うジェイ・ハース（米）や、今季6度のトップ10入りがありながら優勝のないジーン・ジョーンズ（米）らが含まれている。

　なお同ツアー初の賞金王を目指すベルンハルト・ランガー（独）は尾崎、倉本と並び4アンダー68で8位タイからのスタート。