ダレン・クラーク（北アイルランド）が、KLMオープン連覇に向けて首位を並走している。

　現地時間21日、オランダのザントフォールト、ケンネマーG＆CCで行われた欧州ツアーの同大会第2ラウンド。首位タイに1打差の3位タイからスタートしたクラークは3アンダー67とスコアを伸ばし、通算8アンダーでピーター・ヘッドブロム（スウェーデン）と並ぶ首位タイに躍り出た。

　1972年に始まった歴史ある同大会だが、これまで連覇を果たした選手はボブ・バイマン（米／1977、78年）ただひとり。「ここはお気に入りのコースのひとつ。いつもセットアップが自分向きだし、結果を出したところに戻ってくるのはいいものだよ」と笑顔を見せたクラーク。1打差の3位タイに5人がひしめく大接戦だが、得意コースだけに抜け出す自信は十分のようだ。

　一方、この日4アンダー66でプレーしクラークと並んだヘッドブロムは、3週間のオフから復帰したばかり。今季はトップ20入りすらないほど不調に悩まされていたが「家の近くでモーターボートに乗っていただけ。調子の悪い時はそれがいいんだよ」と試合を楽しんでいる。

　その他、初日首位タイのポール・マクギンリー（アイルランド）はスコアを伸ばせず、通算6アンダーで8位タイに後退。同じく首位タイでスタートしたゲーリー・オー（スコットランド）は、通算3アンダー30位タイに転落した。ベテランのホゼ・マリア・オラサバル（スペイン）はスポット参戦のタッド・フジカワ（米）と並ぶ、通算2オーバー94位タイで予選落ちしている。