米チャンピオンズツアーのSAS選手権（ノースカロライナ州、プレストンウッドCC）は現地時間24日に第1ラウンドの競技を行い、ノーボギーの8アンダー64をマークしたラス・コクラン（米）が単独トップに立った。1打差の単独2位にトム・パーニスJr.（米）が続き、2打差の3位タイにデビッド・イーガー（米）、ボブ・ギルダー（米）がつける展開。

　しかし、何といっても注目は3年連続賞金王を狙うベルンハルト・ランガー（独）と最強のシニアルーキー、フレッド・カプルス（米）の賞レースを巡る対決。最終戦チャールズ・シュワブカップ選手権を含め、残り6試合と大詰めを迎えたシーズン、現在賞金ランク＆チャールズ・シュワブカップポイントランクともにトップのランガーに、どこまでカプルスが迫れるか注目だが、初日はともに1アンダー71の平凡なスコアで20位タイにとどまった。スコア的には同じだがカプルスはイーグルあり、ダブルボギーありの浮き沈みの激しいラウンド。週末はいかにミスを減らすかが勝負のカギとなる。

　一方、来季のシード入りを目指す尾崎直道は4バーディを奪いながらボギー3つ、トリプルボギー1つを叩き2オーバー74。トップと10打差の50位タイと出遅れてしまった。目下賞金ランク28位。シード権が与えられるトップ30入りするためには、今大会も含めこれからの1試合1試合が正念場だ。