海外男子
M.クーチャー約7年ぶりの優勝なるか? 首位タイに浮上
2009年10月4日(日)午前10:02
かつて今田竜二のライバルとして名を馳せた男が約7年ぶりの優勝を狙える位置に浮上した。
来季のシード権(賞金ランキング125位以内)獲得をかけた戦いである米男子ツアーのフォールシリーズ初戦、ターニング・ストーン・リゾート選手権(ニューヨーク州ベロナ、アツニョテGC at ターニング・ストーン・リゾート)は現地時間の3日、第3ラウンドの競技を終了した。大会前に降り続いた雨のせいで下がぬかるんでいることもあり、ボールをピックアップしてふくことが許可された特別ルールを採用。そのため、天候が回復したこの日は好スコアが続出した。
そんな中、首位を分け合ったのが約7年ぶりのツアー2勝目を狙うマット・クーチャー(米)とルーキーのスコット・ピアシー(米)の2人。ともにノーボギーの好プレーで通算14アンダーまでスコアを伸ばした。1打差の3位タイに7アンダー65と爆発したロッド・パンプリング(豪)とリイフ・オルソン(米)が続き、LPGAツアーで健闘中のアレクシスの兄ニコラス・トンプソン(米)が通算12アンダーで単独5位に踏ん張っている。
前日トップのボーン・テイラー(米)は我慢のゴルフを強いられ1アンダー71止まりで、通算11アンダー6位タイに一歩後退。この日コースレコードタイの8アンダー64をマークしたマティアス・グロンバーグ(スウェーデン/通算10アンダー)が、前日の51位タイから10位タイに急浮上した。だが、「今週のためにこの3週間、猛練習を積んできた」と言うアダム・スコット(豪)は2アンダー70と今ひとつ波に乗れず、通算8アンダー15位タイにとどまっている。
ジョージア工科大に在学中の97年に全米アマで優勝し、翌年のマスターズで21位タイ、全米オープンで14位タイに入り、一躍時の人となったクーチャー。同じ時期、ライバル校のジョージア大に通っていた今田(現在国内男子ツアーの東海クラシックに出場中)のライバルとして日本でも知る人ぞ知る存在に。しかしプロ入り後は02年のホンダ・クラシックの勝利以外、取り立て目立った戦績はなく、その他大勢の一員となった観がある。
今季はフェデックスカップのプレーオフシリーズを3戦目まで戦い、ザ・バークレイズで28位タイ、ドイツ銀行で15位タイ、BMW選手権で10位タイと尻上がりに調子を上げている。現在賞金ランクは59位で来季のシード権も安泰。切羽詰まっていない分、今週は余裕を持って優勝を狙っていける。上位は混戦模様だが、中堅の域に達したクーチャーが存在感を見せつけるべく、シフトをトップギアに切り替えた。
来季のシード権(賞金ランキング125位以内)獲得をかけた戦いである米男子ツアーのフォールシリーズ初戦、ターニング・ストーン・リゾート選手権(ニューヨーク州ベロナ、アツニョテGC at ターニング・ストーン・リゾート)は現地時間の3日、第3ラウンドの競技を終了した。大会前に降り続いた雨のせいで下がぬかるんでいることもあり、ボールをピックアップしてふくことが許可された特別ルールを採用。そのため、天候が回復したこの日は好スコアが続出した。
そんな中、首位を分け合ったのが約7年ぶりのツアー2勝目を狙うマット・クーチャー(米)とルーキーのスコット・ピアシー(米)の2人。ともにノーボギーの好プレーで通算14アンダーまでスコアを伸ばした。1打差の3位タイに7アンダー65と爆発したロッド・パンプリング(豪)とリイフ・オルソン(米)が続き、LPGAツアーで健闘中のアレクシスの兄ニコラス・トンプソン(米)が通算12アンダーで単独5位に踏ん張っている。
前日トップのボーン・テイラー(米)は我慢のゴルフを強いられ1アンダー71止まりで、通算11アンダー6位タイに一歩後退。この日コースレコードタイの8アンダー64をマークしたマティアス・グロンバーグ(スウェーデン/通算10アンダー)が、前日の51位タイから10位タイに急浮上した。だが、「今週のためにこの3週間、猛練習を積んできた」と言うアダム・スコット(豪)は2アンダー70と今ひとつ波に乗れず、通算8アンダー15位タイにとどまっている。
ジョージア工科大に在学中の97年に全米アマで優勝し、翌年のマスターズで21位タイ、全米オープンで14位タイに入り、一躍時の人となったクーチャー。同じ時期、ライバル校のジョージア大に通っていた今田(現在国内男子ツアーの東海クラシックに出場中)のライバルとして日本でも知る人ぞ知る存在に。しかしプロ入り後は02年のホンダ・クラシックの勝利以外、取り立て目立った戦績はなく、その他大勢の一員となった観がある。
今季はフェデックスカップのプレーオフシリーズを3戦目まで戦い、ザ・バークレイズで28位タイ、ドイツ銀行で15位タイ、BMW選手権で10位タイと尻上がりに調子を上げている。現在賞金ランクは59位で来季のシード権も安泰。切羽詰まっていない分、今週は余裕を持って優勝を狙っていける。上位は混戦模様だが、中堅の域に達したクーチャーが存在感を見せつけるべく、シフトをトップギアに切り替えた。








