欧州ツアーが早くも南半球で開幕だ。

　現地時間の10日、南アフリカのレパード・クリークGCを舞台に開催されるアルフレッド・ダンヒル選手権は、南アのサンシャインツアーと共催の欧州ツアー2010年開幕戦。注目は地元のエース、アーニー・エルス（南ア）だ。

　2009年は、全英オープンと全米プロゴルフ選手権でトップ10入りしたエルス。まずまずの結果を残しながらも優勝はゼロ。WGC-HSBCチャンピオンズでは、優勝争いを演じながら最後の最後でフィル・ミケルソン（米）に1打差で敗れてしまった。

　世界ランキングは17位と今ひとつだが、過去3勝している同大会は相性がいいこともあり、新しいシーズンのスタートにふさわしい。「この時期、南アの天気は最高だし、ドアを出ればすぐに素晴らしいビーチがある。家族や友達にすぐ会えるからね」と、地元らしくリラックスして大会4勝目に臨むエルス。「今週は自分のゴルフが楽しみだし、開幕が待ちきれない」と、声を弾ませている。

　他に、ライダーカップメンバーのトーマス・ビヨーン（デンマーク）、ワールドカップ制覇を果たしたモリナリ兄弟の兄、エドアルド（伊）らが参戦。歴代優勝者のリチャード・スターン（南ア）、ジョン・ビッカートン（英）らも集まり、華やかに欧州ツアーの開幕を告げる。