ミッシェル・ウィー（米）が世界一の高さ824.55メートルを誇る高層ビル、ブルジュ・ドバイ（UAE、ドバイ）の屋上でドライバーショットを放ち、元気いっぱいなところを見せた。

　今季米女子ツアー終盤のロレーナ・オチョア招待でうれしいツアー初優勝を飾ったウィーだが、最終戦のLPGAツアー選手権は足首の痛みで途中棄権。現地時間9日開幕の欧州女子ツアー、ドバイ・レディス・マスターズ（エミレーツGC）に出場できるか危ぶまれていたが、無事現地入り。大会前のデモンストレーションとして超高層ビル屋上、124階でのイベントに参加したが、実現するまでは恐怖に怯えていた。

「本当に高所恐怖症だったの。（サンフランシスコの）ゴールデン・ゲート・ブリッジを歩いて渡った時にそのことがわかってたから。屋上なんて絶対怖いと思ってた」と話すウィー。ところが、怖々ながら実際に昇ってみると「ものすごくびっくりしたけどこれまでで最高の経験だったわ！」と、大きくジャンプまでして見せたのだ。

　さすがは天才少女と騒がれ続けた大物。「足は震えていたけど、街に向かってスイングしたら、すべてのビルが小さく見えて同じ高さには何もない。本当に最高だった」と、大会前にすっかりドバイをエンジョイしたようだ。