宮里藍と同じメンタルコーチに師事した効果か、ディアナ・ダレッシオ（米）が単独トップに躍り出た。

　欧州女子ツアーのペガサス・ニュージーランド女子オープンは同地クライストチャーチのペガサスGCを舞台に現地時間の26日、第2ラウンドの競技を行ない、初日2位につけていたダレッシオが4つスコアを伸ばし、通算9アンダーで単独首位に立った。1打差の2位にサラ・ケンプ（豪）が続き、前日トップのマリアンネ・スカルプノルド（ノルウェー）はスコアを伸ばし切れず、通算6アンダーでアシュレイ・サイモン（南ア）と並び3位タイに後退した。

　昨シーズン絶不調で米女子ツアーの賞金シードから陥落したダレッシオはこのオフ、先週優勝した宮里を指導するピア・ニールソンコーチの門を叩き、メンタル面の強化を行なってきた。ニールソン女史はアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）の育ての親としても知られ、「すべてのホールでバーディを奪いスコア54を達成することは決して不可能ではない」という『ビジョン54』の提唱者。どうやらその効果は米ツアーだけでなく、欧州ツアーにも飛び火したようだ。

　またこの日オリンピックの開催地カナダ出身のベテラン、ローリー・ケーンが6アンダー66のベストスコアをマークし、通算5アンダー単独5位に浮上した。