先週の米女子ツアーに続き、欧州女子ツアーも南半球で華やかに幕を開けた。

　欧州女子ツアーのペガサス・ニュージーランド女子オープンは現地時間25日、同地クライストチャーチのペガサスGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ノルウェー出身のマリアンネ・スカルプノルドが7アンダー65の好スコアをマークし、2位のディアナ・ダレッシオ（米）に2打差をつけて単独首位に立った。

　24歳のスカルプノルドは5番パー5でイーグルを奪うなど、フロントナインを「29」の猛チャージ。9番でおよそ4.5メートルのバーディパットを入れていれば、ツアー記録タイのハーフ「28」となったところだが、残念ながらこれは入らなかった。

　2003年の全英ガールズ選手権で優勝したスカルプノルドは、ジュニアソルハイムカップの欧州チームメンバーに選ばれた後にプロに転向。ツアー参戦6年目の昨季は2勝を記録し最高のシーズンとなったが、今季はそれを超える勢いで開幕戦から飛ばしている。「長いのが2つ入ったし、楽しくゴルフが出来た。28については考えていなかった。風が強くなってきたのでショットに集中していた」とこの日のラウンドを振り振りかえったスカルプノルド。「明日は気持ちを切り替えて頑張ります」と前を見据えた。

　その他、87年全米女子オープン優勝のローラ・デービーズ（英）が、3アンダー69で6位タイにつけている。