終盤の攻防でフレッド・ファンク（米）が単独トップに躍り出た。

　2週連続メジャー大会を開催している米チャンピオンズツアーは、インディアナ州カーメルのクルックドスティックGCを舞台に現地時間1日、全米シニアオープン選手権の第3ラウンドの競技を終了。前日3位のファンクが4アンダー68をマークし、通算13アンダーでリーダーボードの最上段を確保した。

　1打差の2位タイにグレッグ・ノーマン（豪）とジョーイ・シンドラー（米）が続き、予選ラウンド終了時で首位のアマチュア、ティム・ジャクソン（米）は3打差の4位に後退。同ツアー初優勝を狙うマーク・オメーラ（米）が通算9アンダー5位につけている。

　鍵を握ったのは16番。それまでトーナメントをリードしていたノーマンがボギーを叩いたホールでファンクがバーディ。そこで立場が逆転しファンクが優位に立った。誰にとっても欲しいメジャータイトル。果たして勝つのはファンクかノーマンか？　残り18ホールも予断を許さない展開になりそうだ。

　日本勢は尾崎直道が4オーバー76と崩れ、通算2オーバーで41位タイに順位を下げた。渡辺司も同じく4オーバー76とスコアを落とし、通算5オーバー56位タイに低迷。尚、湯原信光と飯合肇は予選ですでに姿を消している。