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国内男子

時松が小田龍下して1億円獲得! ツアー初Vに続きマッチプレー制覇

2016年7月31日(日)午後4:36

 片山晋呉が大会ホストを務める「ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯」が31日、北海道の恵庭カントリー倶楽部で準決勝および決勝戦の競技を行い、時松隆光が決勝で小田龍一を1アップで下し優勝。前週のツアー初勝利で大会初出場を決めた22歳が、2週連続Vで賞金1億円を勝ち取った。

 1回戦で武藤俊憲、2回戦、3回戦で藤田寛之、谷口徹を退けた時松は、準決勝で小田孔明に辛勝。前半を終えて2ダウンの劣勢も、ピンそばにつけた10番バーディが流れを引き寄せたか、11番でロングパットを沈めてタイとすると、イーグルチャンスにつけた15番パー4(265ヤード)で小田が2オンからバーディパットを外し逆転。初めて奪ったリードを手に1アップで逃げ切り、初日から前回王者、元賞金王3人を退ける快進撃で決勝へ進む。

 もう一つの準決勝では小田龍が小平智に3&2で勝利。初戦で宮本勝昌を6&4と一蹴し、続く2回戦は永野竜太郎に6&5、3回戦では深堀圭一郎に8&7と大勝続きで小平戦に臨んだ小田は、1アップで迎えた9番を獲られて追い付かれるも流れは譲らず。バックナインで1ホールも落とすことなく10番、12番、13番と3ホールを制して押し切った。

 迎えた決勝戦は、時松が前半で大量リードを築きながらも、意地の巻き返しを見せた小田龍が終盤追い付く白熱の展開。2番バーディで先手を取った時松は、前半ボギーがかさんだ小田から9番までに5アップの大差をつける。しかし10番で1つ返された後半は、12番から3ホール続けて落とし、16番でついに並ばれる苦しい展開に。それでも17番、小田が林に入れて苦しむ一方、時松は右ラフからの3打目でカップをなめるスーパーショットを披露。ここで再びリードを手にし、重圧のかかる18番もパーで分けて下剋上を完遂させた。

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