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国内男子

遼クン、ジャンプアップで6位タイ! E.エルスは38位タイ

2008年11月21日(金)午後8:10

 国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメント(宮崎・フェニックスCC)は21日、第2ラウンドの競技を終了。注目の高校生プロ石川遼は、5バーディ、1ボギーの4アンダー67で回り、通算3アンダーで前日の34位タイから一気に6位タイまで順位を上げた。単独トップに立ったのは、通算5アンダーの近藤智弘。1打差の2位タイから、松村道央、ゴンサロ・フェルナンデスカスタノ(スペイン)、プラヤド・マークセン(タイ)、世界ランク11位のヘンリク・ステンソン(スウェーデン)の4人が追っている。

 その他上位は、石川と同じ通算3アンダー6位タイに丸山茂樹、谷口徹、ブラント・スネデガー(米)ら世界でも活躍する実力者。通算2アンダー14位タイに現在賞金ランク2位の矢野東、通算イーブンパー19位タイに同ランク3位の谷原秀人がつけている。

 快進撃を続ける17歳が優勝戦線に浮上した。この日、安定したゴルフで前半を2バーデイ、1ボギーの1アンダーにまとめた石川は、ハーフターン後の13番をバーディとしてスコアを伸ばす。さらに17番パー3でチップインバーディを奪うと、第1ラウンドでイーグルをマークした最終18番パー5もバーディで締め、通算3アンダーでホールアウト。首位と2打差のV圏内へジャンプアップした。

 一方、10年ぶりの日本登場となったアーニー・エルス(南ア)は、出入りの激しいゴルフ。立ち上がりで2ボギーと出遅れると、中盤に1アンダーまで盛り返したが、15番をボギー。最終18番でも痛恨のダブルボギーを叩き、結局2オーバー73。第1ラウンドの34位タイから通算3オーバー38位タイへとわずかに後退した。93年に同大会を制し、世界への足がかりを作ったエルス。世界の“ビッグ4”と称されるその実力を見せつけるためにも、決勝ラウンドでは猛チャージを披露したい。

 尚、ディフェンディング・チャンピオンのイアン・ポールター(英)は、スコアを2つ落とし、通算4オーバー44位タイ。永久シードを獲得したばかりの片山晋呉も、中嶋常幸、星野英正、室田淳らと共に通算5オーバー51位タイに低迷し、同じく永久シードの尾崎将司は、通算13オーバーでカットラインに遠く及ばず予選落ちを喫した。
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