ヤニ・ツェン（台）が今季8勝目を挙げてシーズンを締めくくろうとしている。

　米女子ツアー最終戦、CMEグループ・タイトルホルダーズが現地時間17日、フロリダ州のグランド・サイプレスGCで開幕。今季行われた22試合でそれぞれトップ3に入った選手（一度出場権を獲得した選手は対象外）のうち59名が集結して激戦を繰り広げる。

　注目は、今季米ツアー8勝目、世界12勝目を目指すツェンだ。すでに2年連続プレーヤー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを決め、現在ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のツェンは他にも、優秀なゴルファーの証である年間平均ストロークNo.1のベアトロフィーなど、タイトルずくめのシーズンを最高の形で終わせようと意欲満々で現地入りしている。

　もちろん世界ランク2位のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）をはじめとするライバルたちも集結。同3位のクリスティー・カー（米）、同4位のナ・エン・チョイ（韓）、同7位ポーラ・クリーマー（米）、同14位モーガン・プレセル（米）らが、最後だけでもツェンに一泡吹かせようと全力で挑む。

　日本勢は、同ツアー今季2勝目を狙う宮里藍と、ツアー初優勝でシーズンを締めくくりたい宮里美香の2人が参戦。大暴れを目論んでいる。

　なお、上田桃子もミズノクラシックを制して出場権を得ていたが、日本ツアーに参戦するため欠場する。