世界の女子トッププレーヤーたちが韓国に顔を揃える。

　米女子ツアー、LPGAハナバンク選手権は現地時間7日、韓国のスカイ72GCオーシャンCで開幕。ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のヤニ・ツェン（台）、同4位でディフェンデング・チャンピオンのナ・エン・チョイ（韓）、同5位の申智愛（韓）ら、アジアの強豪が勢揃い。日本勢で唯一出場する上田桃子や、日本ツアーで今季2勝して旋風を巻き起こしているシャンシャン・フェン（中）らもこれに加わって、激戦が予想される。

　34週連続で世界一の座を守っているツェンは、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー、賞金女王、実力の証明といわれるベア・トロフィー（平均ストロークNo.1）とすべてのタイトル獲得に向けても最も近い位置にいる。それでも「いつもどの試合でもベストを尽くすだけ。そのためには一生懸命練習して学び続けなければならない。まだまだやらなくてはいけないことはたくさんある」と、謙虚なツェン。ライバルたちにとっては巨大な壁となりつつある。

　一方のチョイは大会三連覇がかかるが、意外にも今季は未勝利。8月のセーフウェイ・クラシックでスーザン・ピーターセン（ノルウェー）にプレーオフ負けした悔しさを母国で晴らそうと燃えている。

　その他、出場選手は69人と限られているが、世界ランク2位のピーターセン、同3位のクリスティー・カー（米）、ポーラ・クリーマー（米）、ステイシー・ルイス（米）、ミッシェル・ウィー（米）ら欧米の実力者たちもこぞって出場する。