ニュース・コラム

本番以外 PCニュース詳細 ビルボード /21153358/73520
海外男子

タイガー棄権… 王座陥落は回避

2010年5月10日(月)午前11:08

この記事のキーワード
 予選落ちの次は途中棄権。世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)が泥沼の中から抜け出せずにいる。

 米男子ツアーの本拠地があるフロリダ州ポンテベドラビーチのTPCソーグラスを舞台に行われたザ・プレーヤーズ選手権は、現地時間9日に最終ラウンドの競技を終了。通算4アンダー45位タイからスタートしたタイガーはスコアを2つ落として迎えた7番パー4、ティーショットを大きく右に打ち込んだところで競技委員を呼んだ。なんとか第2打を打つも苦痛に顔を歪めると、同伴競技者のジェイソン・ボーン(米)と握手を交わして棄権を表明。カートに乗り込みコースを後にした。

 約5か月のツアー出場自粛後、復帰戦となったマスターズこそ4位タイと復活を印象付けたが、先週のクエールハロー選手権予選落ちに続く期待はずれのプレーぶり。タイガー自身もこの日の棄権後、一部報道陣の取材を受けている最中に脱いだゴルフシューズを地面に叩きつけるほどフラストレーションがたまっていた様子。「(頸椎の)椎間板ヘルニアだと思う。マスターズの前から痛みは感じていたが原因は分からない。これ以上、痛みを抱えてプレーすることはできない」と言葉少なく取材に応じ、緊急治療用のセラピートレーラーへ消えた。

 一緒にプレーしていたボーンは「(棄権すると聞いて)とても驚いた。手首が痛そうだったので『手首か?』と尋ねたら、『いや、首なんだ』とタイガーは言ったよ。そういえば、握手した時も本当に痛そうだった」とコメント。また、コーチのハンク・ヘイニー氏も「首の痛みに悩まされているのは知っていたが、タイガーは決して言い訳はしない。(首の状態が)どれほど悪いかを説明するのは難しい。ただ、足が折れている状態で全米オープンを優勝した男が『もうプレーできない』と言うのだからよほど悪いのだろう」と証言している。

 37分間の治療後、逃げるように会場を去ったタイガー。来週MRI検査を受ける予定だというが、6月17日に開幕する今季メジャー第2戦の全米オープンに万全な状態で臨めるかどうかは怪しいところだ。

 今回のザ・プレーヤーズ選手権でフィル・ミケルソン(米)が優勝すれば、世界ランク1位の座を奪われるところだったが、ミケルソンが通算7アンダー17位タイに終わったことで王座陥落は回避した。だが、首の痛みを抱えている状態では、今後もタイガーの王座は危険にさらされ続けることになるだろう。(STATS-AP)

本番以外 PCニュース詳細 記事下左 /21153358/73525
本番以外 PCニュース詳細 記事下右 /21153358/73526

関連記事

ゴルフネットワークは以下の放送サービスからご視聴いただけます

  • ココロ動く、未来へ。スカパー!
    衛星放送多チャンネルサービス
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
  • J:COM
    国内最大手のケーブルテレビ運営会社
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
  • GOLF NETWORK PLUS
    パソコン・スマートフォンで視聴できる
    インターネット配信サービス
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
    • 権利上の理由により、一部番組がテレビ放送と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • prime video
    Amazonプライム会員向けの
    動画配信サービス
    Amazonプライム会員なら
    簡単登録!
    • 権利上の理由により、一部番組がテレビ放送と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 全国のケーブルテレビ
  • ひかりTV
    光回線をテレビに接続して
    視聴するサービス
  • auひかり
    auの光ファイバーをテレビに接続して 視聴するサービス
施設、店舗など法人でゴルフネットワークの
ご利用をご検討中のお客様へ

ゴルフ場や練習場のロビー、ゴルフ用品店、飲食店、スポーツジムや
ホテル客室などで、ゴルフネットワーク法人視聴をぜひご活用ください。