前週のウェグマンズLPGAで優勝争いを演じたモーガン・プレセル（米）が好調を維持している。

　米女子ツアーのジェイミー・ファー・オーウェンズ・コーニング・クラシック（オハイオ州シルバニア、ハイランドメドーズGC）が現地時間の2日に開幕。第1ラウンドでノーボギーの7アンダー64をマークしたプレセルが、ローラ・ディアズ（米）、キム・ソンヒ（韓）と首位に並んだ。

　1打差の4位タイにミッシェル・ウィー（米）とスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が続き、前週優勝の申智愛（韓）が5アンダー66で回り、インビー・パーク（韓）、クリスティー・カー（米）らとともに6位タイにつけている。またマクドナルドLPGA選手権以来の登場となるロレーナ・オチョア（メキシコ）は4アンダー67、12位タイとまずまずの滑り出し。

　先週、優勝争いを演じながら最終日に『78』の大叩きで15位タイに沈んだ雪辱を胸にティーグランドに立ったプレセルは、「すべてのホールでフェアウェイをキープし、すべてのホールでグリーンに乗せ、すべてのホールでバーディチャンスにつけた」と言う通り、ショット、パットともに絶好調で4連続を含む7つのバーディを量産。「いくつかチャンスに決められなかったホールもあるし、もっとスコアが出てもおかしくなかった」と言うが、余裕のゴルフで首位（タイ）の座を奪い「先週の（最終日の）経験を今週に生かしたい」と前を向く。今週こそ、最後まで気を抜かずに先頭でゴールを駆け抜けるつもりだ。

　またツアー初勝利を目指すウィーもここのところ上り調子。初日は同世代のライバル、申とのラウンドに「とても楽しかった」と声を弾ませ「試合でのエネルギー配分が大分わかって来た」と悲願の初優勝に意欲を燃やした。

　一方、日本勢は2アンダー69の宮里藍が48位タイにつけたのが最高。以下、上田桃子と大山志保がイーブンパー71、87位タイ。前週トップ10入りを果たしている宮里美香は3オーバー74を叩き、133位タイと大きく出遅れた。