2014年に全米オープンと全米女子オープンが同じ会場で2週連続開催されることが現地時間14日に分かった。

　舞台となるのは難コースで知られるパインハーストNo.2（ノースカロライナ州）。飛行機事故で亡くなったペイン・スチュワート（米）が1999年にフィル・ミケルソン（米）の野望を1打差で打ち砕き、2005年にはマイケル・キャンベル（ニュージーランド）が優勝するなど、何度も名勝負が行われてきた名門コースだ。全米オープンが2014年6月12日に開幕し、続いて全米女子オープンが開催される。

　正式発表は間もなくだが、米女子ツアーのマクドナルドLPGA選手権の舞台ですでに話題となっている。注目度が上がるチャンスとあって、興味津々の選手が多い。ポーラ・クリーマー（米）は「（18ホールの）プレーオフになったらどうするの？」と口にしたほどだ。この疑問に対して主催者のUSGA（全米ゴルフ協会）のエグゼクティブディレクター、デビッド・フェイ氏は「月曜日の朝、女子は練習場にいればいい。プレーオフが終わったらコースに出ればいいだけ」と、メディアを通じて答えている。

　ファンにとってうれしい同会場での連続開催だが、USGAにとってもメリットは大きい。別々の会場での開催に比べ、運営費用が大幅に抑えられる。いずれにしても、米ゴルフ界最大のイベントが男女同じ場所で見られるのは楽しみに違いない。