ミッシェル・ウィー（米）が昨季の雪辱に燃えている。

　現地時間4日開幕の米女子ツアー、LPGAステート・ファーム・クラシック（イリノイ州スプリングフィールド、パンサー・クリークCC）に参戦するウィーは、この大会に因縁がある。1年前に良いプレーをしながら、スコアカードへのサイン忘れで失格になるというプロゴルファーにあるまじき失敗を犯した。

　だが、クォリファイング・トーナメント（QT）を受け、晴れてツアーメンバーとして臨んでいる今年のウィーは心構えが違う。「去年のことはとても良い経験になりました。残念な終わり方をしたので、今年また挑戦したいと思っていました」と優等生のような答えぶり。そして「優勝に向けて一生懸命練習しているので、近いうちに実現したい」とV宣言まで飛び出した。

　また、次週に控えたメジャー第2戦のマクドナルドLPGA選手権の前哨戦としても注目を集める今大会。ロレックスランク（女子世界ランク）No.1のロレーナ・オチョア（メキシコ）は出場しないが、ヤニ・ツェン（台）、ポーラ・クリーマー（米）、申智愛（韓）が参戦。スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、カリー・ウェブ（豪）、ディフェンディング・チャンピオンのオー・ジヨン（韓）らのプレーぶりから目が離せない。

　日本勢は宮里藍、上田桃子、大山志保、宮里美香の4人が揃い踏み。誰が米国での優勝に最初に手が届くか、こちらの戦いぶりも楽しみだ。