松山65位タイ、石川は大荒れの最下位スタート
2014年8月30日(土)午前8:56
米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権は現地時間29日、マサチューセッツ州のTPCボストンで第1ラウンドの競技を終了。日本勢は松山英樹が2オーバー73で65位タイ、石川遼は7オーバー78で単独93位とプレーした選手中最下位からのスタートとなった。
最終戦ツアー選手権(9月11?14日/ジョージア州イースト・レイクGC)出場が当面の目標となっている松山だが大きく出遅れた。1番でバーディを奪い幸先良く出たが、2番、3番で連続ボギー。すると8番、9番も連続ボギーとし3オーバーで前半を折り返す。後半に入ると、12番、14番でバーディを奪い盛り返したが最終18番パー5でボギー。この日は3バーディ、5ボギーという内容だった。
オーバーパーとなった原因はパッティング。スコアに対するパットの貢献度を示すストロークス・ゲインド・パッティングは?2.234。「ストロークは良い感じなので、ラインが当たれば良いと思う」とグリーンを読み切れずスコアメイクに苦戦した。それでも「(第2ラウンドを)5アンダーくらいで回れば上位に行けるチャンスがあるので、それに向けて頑張りたい」と気丈に語っていた。
松山より厳しいスタートとなったのが石川だ。3オーバーで迎えた12番ではティーショットを大きく右に曲げると、ここから脱出できずドロップ。5オン3パットのダブルパー(8ストローク)を叩き、結局この日は3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー、1ダブルパーの内容。前週から課題となっていたショットを修正し切れず大荒れの初日となった。
単独93位は、スタートしなかったティム・クラーク(南アフリカ)を除き、出場選手中最下位。ここで予選落ちすると、ポイントランキング70位までが進める第3戦 BMW選手権(9月4?7日/コロラド州チェリーヒルズCC)への出場が消える。思わぬ出遅れで崖っぷちとなった石川は「(2日目は)とにかく良いプレーができればと思う」と話していた。
上位はライアン・パーマー(米)が9バーディ、1ボギーの8アンダー63で飛び出し単独首位。キーガン・ブラッドリー(米)が6アンダー65で単独2位につけ、それを1打差でジェイソン・デイ(豪)、ウェブ・シンプソン(米)、チェッソン・ハドリー(米)が追う展開となった。
また、11月20日開幕の国内ツアー、ダンロップフェニックストーナメント(宮崎県、フェニックスカントリークラブ)への参戦が明らかになったジョーダン・スピース(米)は4アンダー67で6位タイ、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は1アンダー70で26位タイにつけている。