ロレーナ・オチョア（メキシコ）がポールポジションをキープする中、日本勢も好プレーでリーダーボードを駆け上がった。

　米女子ツアーのミケロブ・ウルトラ・オープン at キングスミル（バージニア州ウィリアムスバーグ、キングスミル・リゾート＆スパ）は現地時間の8日、第2ラウンドの競技を終了。まだ優勝していない大会で快調なスタートを切っているオチョアは、この日も6アンダー65とスコアを伸ばし、通算13アンダーで単独トップの座をキープ。3打差の2位タイにクリスティー・カー（米）、キム・インキョン（韓）、キム・ソンヒ（韓）の3人が続き、前日2位発進のリンジー・ライト（英）が通算8アンダー単独5位につけている。

「最後のボギーにはちょっとがっかりしたけれど、全体的にいいゴルフが出来ています。でも3打差リードがあっても油断できません。明日は2打か3打差を追いかけるつもりでアグレッシブに攻めて行きます」と首位を守った女王オチョア。2週間前、地元メキシコで行われたコロナ選手権優勝の好調を今週も維持しており、このまま女王の独走を許せば、他の選手は苦しい戦いを強いられそうだ。

　そんな中、日本勢が健闘した。今季ひじの故障で結果がまだ出ていない大山志保が7バーディ、2ボギーの5アンダー66をマークし、通算7アンダー6位タイの好位置に浮上。トップ10圏内で決勝ラウンドを迎えるのは、LPGAツアーに本格参戦して以来初めてとあって「勝てれば良いですね」と前向きな発言。パー3でホールインワンかと思わせるような切れのあるショットも飛び出し「今日は本当にショットが良かったです。すべてが噛み合って来た感じ」と声を弾ませた。上位には強豪がひしめくが「こういう舞台で戦いたいと思ってアメリカに来たので、（この状況は）大歓迎」とあくまでもポジティブだ。

　また初日46位タイと出遅れていた宮里藍も、前日の鬱憤を晴らすかのような快調なゴルフでノーボギーの6アンダー65と爆発。通算6アンダー11位タイへジャンプアップし、悲願の初優勝をまだ諦めていない。

　その他、16位タイからスタートした上田桃子は1バーディ、1ボギーのイーブンパー72止まりで、通算2アンダー34位タイへ後退。宮里美香は2つスコアを落とし、通算イーブンパー51位タイで予選を通過した。