ロレーナ・オチョア（メキシコ）の大会連覇に黄信号が灯った。

　現地時間3日に行われた米女子ツアーのメジャー今季初戦、クラフト・ナビスコ選手権（カリフォルニア州ランチョ・ミラージュ、ミッション・ヒルズCC）第2ラウンド。初日44位タイと出遅れたディフェンディング・チャンピオンのオチョアは、この日もチャージならず。4バーディ、5ボギーの出入りの激しいゴルフで1オーバー73を叩き、通算2オーバー26位タイで予選ラウンドの2日間を終えた。

「調子は悪くないし、良いゴルフが出来そうな予感はあるのですが、後半4つもボギーを叩いてしまってがっかりしています。厳しいコンディションの中、チャンスを作ったのに決めることが出来ませんでした」と、首位タイと8ストローク離され、肩を落としたオチョア。

「ティーショット、アイアン、パット、すべてが惜しい気がします。風の中、バランスを崩してしまいました」と台風並みの風にさすがの女王も手こずった様子。それでも「決して諦めてはいません。残り2日あるので、前向きに週末を戦いたいです。良いスコアを出したいですね」と巻き返しに意欲を見せた。

　昨季大会は圧倒的な強さで勝利をもぎ取り、18番脇の池に家族、親戚、友人ら約20人のメンバーと一緒に歓喜のダイブ（飛び込み）を敢行したもの。その再現が出来るかどうか、決勝ラウンドのオチョアの頑張りにかかっている。