舞台をメキシコに移した米女子ツアーで、大山志保と宮里美香のルーキー2人が強豪に挑む。

　現地時間20日に開幕する同ツアーのマスターカード・クラシック（メキシコ、ボスケ・リアルCC）に宮里藍、上田桃子の姿はない。だが欠場する2人に代わって上位を狙うのが大山と宮里（美）のルーキーコンビだ。

　今大会で優勝争いの常連だったアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が現役を退いたため、本命はやはり地元のヒロイン、ロレーナ・オチョア（メキシコ）。しかし昨年はルイーズ・フライベルグ（スウェーデン）が最終日に10打差を引っくり返す大逆転優勝を飾っており、予想外のチャンピオンが誕生することでも知られているのがマスターカード・クラシックなのである。

　世界ランクトップ10のうち、8人が出場と強豪が顔を揃えているが、同じ舞台に上がれば大山、宮里（美）にもチャンスは均等。特に宮里（美）はホンダLPGAタイランドで6位に入る健闘を見せて以来出場チャンスがなく、久々のトーナメントに燃えている。「どんなときも緊張することはない」と言い切る大物ルーキーが、オチョア、申智愛（韓）、ヤニ・ツェン（台）、ポーラ・クリーマー（米）ら相手に大暴れすることが出来るか注目だ。