米女子ツアー今季第2戦、ホンダLPGAタイランド（タイ、シャムCCプランテーションC）は現地時間26日、第1ラウンドの競技を終了。ツアー3年目のホン・ジンジョ（韓）が1イーグル、6バーディ、2ボギーの6アンダー66で回り、単独トップに立った。

　前半を1アンダーでプレーしたホンは、後半に入ると波に乗る。11番パー5で残り25ヤードの第3打目を直接カップインさせてイーグルを奪うと、13番、15番、16番で鮮やかなバーディを重ね頭一つ抜け出した。「ドライバーはひどいのがあったけど、パッティングが良くて助かりました」と初日のラウンドを振り返ったホン。オフには練習のために1か月前からコーチと共にタイに乗り込んで調整を行っており、「おかげで自信を持って大会に臨めた」と首位発進に胸を張った。好調なパットを武器に、ホンが2006年以来およそ3年ぶりのツアー2勝目を狙う。

　上位は、2打差2位タイに開幕戦優勝のアンジェラ・スタンフォード（米）、ポーラ・クリーマー（米）、クリスティー・マクファーソン（米）、ヘレン・アルフレッドソン（スウェーデン）、ブリタニー・ラング（米）の5人がひしめく激戦模様。その中でも昨季末から今季開幕戦にかけて7戦3勝と好調が続くスタンフォードは、「ボールを打つのが楽しいくてしかたがない。パットも好調だしね」と笑いが止まらなかった。

　一方、今季初登場となったロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のロレーナ・オチョア（メキシコ）は、4バーディ、3ボギーの1アンダー71で、宮里藍、カリー・ウェブ（豪）らと並ぶ12位タイスタート。他の日本勢は、宮里美香が1オーバー73の26位タイ、大山志保も3オーバー75で47位タイと出遅れている。