現役引退間近のアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が、シンガポールでアジアチームの3連覇阻止に乗り出した。

　名誉をかけて激突する女子のチーム戦、レクサスカップがシンガポールのシンガポール・アイランドCC、バキットCを舞台に現地時間の28日に開幕する。レクサスカップとはアジア、インターナショナルの両チーム各12名がチーム戦で激突する3日間競技。昨年は大差でアジアチームが連覇を飾ったが、今年は現役引退を表明しているアニカが、インターナショナルチームキャプテンの重責を担って勝利を目指す。

「2番になるのは好きじゃありません。今回は強力なメンバーを集めていますから、きっと素晴らしい結果を得られるはずです」とカップ奪還に燃えるアニカ。副キャプテンにはポーラ・クリーマー（米）を据え、ナタリー・ガルビス（米）、ヘレン・アルフレッドソン（スウェーデン）、クリスティーナ・キム（米）、カレン・スタップルズ（英）、キャサリン・ハル（豪）ら、今季活躍が顕著だったそうそうたるメンツを揃え、強敵アジアに挑む。

　対するアジアチームのキャプテンは韓国の女王、朴セリが務める。今季アジア勢はメジャー4試合中3勝を飾っており、今回はその中からマクドナルドLPGA選手権優勝のヤニ・ツェン（台）、全米女子オープン覇者のインビー・パーク（韓）が出場。日本から小俣奈三香、下村真由美の2人が加わり、こちらも強力な布陣を敷いた。

「若いプレーヤーが多いけれど、彼女たちのエネルギーがチームの原動力になっています。連覇を重ねるたびにプレッシャーは増すけれど、今回も是非勝ちたいです」と言う朴の下、アジアチームの3連覇なるか？　それともアニカの率いるインターナショナルチームが一矢報いるか？　試合は2日目までが2人1組のチーム戦。最終日は1対1のマッチプレー（シングルマッチ）で競われる。