元女王アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が、引退直前に意地を見せつけた。

　先週の米女子ツアー、ロレーナ・オチョア招待で惜しくも優勝を逃し、2位タイに終わったアニカは、米国時間17日発表の最新ロレックスランキング（女子世界ランキング）で、ヤニ・ツェン（台）を抜いて再び2位へランクアップ。かつて不動の1位の座を誇った元女王が、その存在感を示している。

　同ランク1位は大会ホステスを務めたロレーナ・オチョア（メキシコ）。ツェンが3位につけ、ポーラ・クリーマー（米）がスーザン・ピーターセン（ノルウェー）を抜いて4位に順位を上げた。

　また、アニカを抑えて同大会を制したアンジェラ・スタンフォード（米）は、2ランクアップして9位へ浮上。この影響でカリー・ウェブ（豪）、リー・スンワ（韓）の2人がそれぞれ1ランクダウンした。

　日本勢は、13位の不動裕理が最上位。上田桃子は3ランクダウンの16位でこれに続いている。国内ツアーに出場していた宮里藍は、伊藤園レディスゴルフトーナメントで2位タイと健闘したのが効いて、5ランクアップの37位となった。